水道用語掲載一覧
ねじ水道工事において非常に重要な役割を果たす機械要素であり配管や接続部の固定や密閉、組み立てに広く使用される螺旋状の溝を持つ機械要素です。これらのねじは、水道管やバルブ、ポンプなどの機械の組立てや取り付けに欠かせない部品です。
1.ねじの主な機能と役割
a.固定機能
ねじは、異なる水道設備の部品を固定するために利用されます。例えば、配管やバルブを正確に配置・固定する際に使われます。
b.接続機能
ねじは、異なる水道設備のパーツや配管を接続するのに用いられます。この接続により、シームレスな流体の通路が形成されます。
c.密閉機能
ねじを利用して、接合部を密閉することができます。水漏れや気密性を保つのに役立ちます。
2.ねじの種類
a.一般ねじ
主に一般的な用途に使用され、広く一般市場で入手可能です。
b.精密ねじ
高精度なねじで精密な装置や機器の組立てに利用されます。
c.特殊ねじ
特定の要件に合わせて設計され、特定の目的に適したねじです。例として、リードねじやアクメねじなどがあります。
3.ねじの材料
a.スチール
一般的に多く使用され、強度と耐久性があります。
b.ステンレス鋼
腐食に強く、耐久性が高いため、水道設備でよく利用されます。
c.真鍮
耐食性に優れており、水道設備で締め具として広く使用されます。
d.ねじの寸法と規格
ねじの寸法は、直径(外径)、ピッチ(ねじ山の間隔)、長さなどがあり、これらの寸法は規格に基づいて定められています(JIS、ISOなど)。
4.ねじの施工と取り扱い
・ねじを適切に締める際には、適切なトルクを保つことが重要であり、過剰な力を加えないよう注意が必要です。
・ねじの取り扱いには注意が必要であり、汚れや錆の発生を防ぐため、適切に保管されることが重要です。
ねじは、水道工事において不可欠な要素であり、様々な部品をしっかりと組み立てる際に利用されます。適切なねじの選択と取り扱いは、安全性と耐久性を確保する上で非常に重要です。