水道用語収録目録:ミキシングバルブ

名古屋水道修理隊

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ミキシングバルブ
水道システムや給湯設備などで用いられる装置であり異なる温度や流量の水を混合して一定の温度の水を供給するための機構を持つバルブで快適な温水を得ることができるため住宅や商業施設、産業施設などで幅広く利用されています。
以下で、ミキシングバルブの特徴、構造、利点、および主な用途について説明します。
1.ミキシングバルブの特徴
a.温水と冷水の混合
ミキシングバルブは、温水と冷水を適切な割合で混合し目的の温度の水を供給する役割を果たします。
b.温度調節機能
ユーザーが望む温度を設定することで、自動的に温水と冷水の比率を調整し設定温度の水を維持します。
c.安全機能
ヒューズや温度制限機能を備え過度の温度上昇や異常な水圧を防止するなどの安全機能が組み込まれています。
2.ミキシングバルブの構造
a.温水と冷水の入口
バルブには、温水と冷水の入口があります。これらの水が混合されます。
b.調節機構
温度設定を可能にするためのハンドルやダイヤルなどの操作部があり水温を調節します。
c.混合チャンバー
温水と冷水が混合されるチャンバーで適切な割合で混合された水が生成されます。
d.出口
最終的な混合水が供給される出口があります。
3.ミキシングバルブの利点
a.エネルギー効率
適切な温度の水を供給するため無駄なエネルギー消費を抑えエネルギー効率が向上します。
b.快適さ
ユーザーは、手軽に設定した温度の水を利用でき快適さが向上します。
c.安全性
安全機能を備えており、過度の温度や水圧を制御することで安全な使用が可能です。
4.ミキシングバルブの主な用途
a.シャワーシステム
シャワーの温水供給に利用され快適な温水シャワーを提供します。
b.給湯設備
住宅や商業施設の給湯設備でお湯を供給する際に利用されます。
c.温水洗浄便座
温水洗浄便座のお湯供給にも使用され使いやすい温水洗浄を提供します。

ミキシングバルブは、効率的な温水供給を可能にする装置であり快適な生活や効率的なエネルギー利用に貢献します。